ご出陣:相馬野馬追レポート 

2009年:相馬野馬追。
本来であれば、23日から25日まで3日間見たかったのですが、
24日の「本祭り」だけを見ることになり、
当日の朝に原ノ町入りしようと思っていたら、
栄町商店街のみなさんから・・・
 
   「前日入りしないと!当日の朝のご出陣を見ないと!」
 
とお話をいただきました。
ならばと前日23日の夜に原ノ町入りした私。
23日のしらゆりロードの前では、盆踊りが行われ
旭公園では、相馬太鼓の演奏などのお祭りが開催されていました。
 
 
 
なぜ、前日入りして早朝のご出陣を見ること。
当日の朝を迎える前は、見るべきという事がよくわかりませんでしたが、その意味がわかりました!
 
目の前で大河ドラマが!めちゃくちゃかっこいいー!
 
当日24日の朝7時。
軍師:高田正雄様の出陣を見に行きました。
 軍師とは、藩主の下で、侍大将以下の兵を動かす参謀であり、総指揮官。
 騎馬隊の中枢的役をつとめる。
 
会場に着いたところ、先祖伝来の甲冑を身につけている事でした。
歴史ある甲冑を見に着け、兜(かぶと)をつけたところの軍師:高田様のお写真を撮らせていただきました。
 
 
出陣の準備を終えた高田軍師。
軍師付軍者と共に、出陣を待ちます。
 
そこに、総指揮官である高田軍師の元に、次々の甲冑騎馬武者の方々がやってきます。
 
上司の命を受け、組をまとめる役である「組頭」
組頭の補佐役である「中頭」
上司の命を受け、行列の前後を走り回る伝令の役である「御使番(おつかいばん)」 の方たちが
軍師のご出陣のお供をするためにやってきます。
 
その時のご挨拶の言葉、軍師様からのお言葉は、まさに戦国時代のそのまま!
テレビで見る大河ドラマそのままですが、迫力が違って、圧倒されました。
それと同時にそのかっこよさにしびれました!
 
「馬上からのご挨拶、失礼致します」と馬の上から軍師様にご挨拶をする甲冑騎馬武者の方々。
馬をコントロールしながら、大きな声でご挨拶をする姿は、かっこよすぎます!
周りの景色は現代で、また一般の道で交通規制などもないのでバスや車が通る中ですが、戦国時代の雰囲気そのまま!
 
それぞれの騎馬武者がつけている旗の意味などは、
相馬野馬追執委員会殿オフィシャルページの「お行列」にて旗の意味・役割が明記されています
 
続々の軍師様にご挨拶に来る甲冑騎馬武者の方々ですが、
いきなり直接軍師様にご挨拶することは出来ません。
軍師様につく、軍師付の組頭に声をかけ、軍師付が了承した上で軍師様にご挨拶が出来ます。
 
 
 
そして、いよいよ軍師様のご出陣です。
激しい雨が降っていましたが、雲雀ヶ原祭場地まで「お行列」に向けて出陣されました。
 

特にご出陣の時、激しい雨が降りましたが、1時間ほどのご出陣を見せていただき、圧倒されました。
 
また、このご出陣でのご挨拶や序列を見た事により、その後の「ご行列」「甲冑競馬」「神旗争奪戦」での動き・やりとりなどがわかることが出来ました。栄町商店街さんが「朝のご出陣を見ないと!」という意味が本当にわかりました。
 
 
相馬野馬追にお越しになる際には、朝のご出陣、必見です!
7月24日:朝7時頃から朝8時30分頃まで行われています。
 

 
 
 

相馬野馬追レポート:その3 お行列につづく

 

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上記レポートは2009年のものとなります
 
相馬野馬追は、下記日程で開催されます
 
・宵乗り 5月の最終土曜日(1日目)
・本祭り 5月の最終日曜日(2日目)
・野馬懸 5月の最終月曜日(3日目)
 
※2024年(令和6年度)以降の相馬野馬追開催日程が、5月最終土・日・月曜日の3日間に変更となりました。
日程などにつきましては、相馬野馬追執行委員会 公式ページにて御確認ください
・・・相馬野馬追執行委員会 公式ページ

 
 

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