神旗争奪戦:相馬野馬追レポート

■神旗争奪戦(しんきそうだつせん)
午後1時。
山頂の本陣から戦闘開始の陣螺が鳴り渡ると、満を持していた騎馬武者たちが、夏草茂る雲雀ヶ原一面に広がる。
天中高く打ち上げられた花火が炸裂し、二本のご神旗がゆっくり舞い下りてくると、
数百騎の騎馬武者がこの旗目指してどっと駆け出し、ご神旗の下に群がり
鞭を振りかざし勇壮果敢に奪い合います。
雲雀ヶ原祭場地は、戦場と化し、祭りは最高潮に達する。(相馬野馬追パンフレットより)

 
 
「甲冑競馬」に続いて「神旗争奪戦」がはじまります。
 
馬場内で行われる神旗争奪戦。
写真撮影は、先ほどまで甲冑競馬で使われていたコース上が撮影ポイントとなります。
 
狼火20発 御神旗40本が放たれます。
 
馬場内(向正面)からと観客席からの眺めも含めて「戦場と化した神旗争奪戦」を見てまいりました。

 


 
 
神旗争奪戦を、写真で解説。
バンッ、バンと天中高く打ち上げられた花火が炸裂すると
二本のご神旗が空に舞います。
その落ちてくるであろう場所に数百騎の騎馬武者がこの旗目指してどっと駆け出し、ご神旗の下に群がります。
そこで、ご神旗を掴んだ武者は、山頂の本陣に向かいクネクネした坂を駆け上がり、本陣に報告します。
 
 
 
 
神旗を奪い合う中で、落馬をして放馬してしまう馬も数頭でてきますが、
それを捕まえて再開ではなく、放馬されているままで、次々と花火が!
 
 

 
 
一番最初に上がったご神旗。
風に乗って、ご神旗の行く先を馬場の外から写真を撮りながら眺めていた私。
なんだかご神旗が、風に乗ってこちらに来ている・・・
 
 
そう思った時には、既にご神旗を追って、たくさんの騎馬武者がラチ沿いに向かって駆けてきていました!

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ご神旗は、ラチを越えて、甲冑競馬の行われたコース内に落ちようとしていました。
馬はラチに迫ってきますので、ラチ沿いから見ていた私は、即刻退避。
 
  ラチを越えたら、ノーカウント?やりなおし?
 
と、思っていたら
ラチを越えたご神旗目指して、馬を飛び降りて、馬場を走って、ご神旗に向かってくる武者が!そして、奪うあう!
最初の最初で激しいご神旗の奪い合いを見て、しばし圧倒されてしまった私です。
 
 
 
ご神旗を捕った武者が山頂に向かっていく姿は、ビクトリーロードそのもの!
観客のみなさんからも大きな拍手をもらって、羨ましい姿(ご神旗を捕って、この坂をあがってみたいねぇ~)
これだけ頭数がいる中で、40本しか上がらないのに、2本捕った武者の方もいました。すごい!
 
 
 
まさに戦場の「神旗争奪戦」です!
 

 
 
神旗争奪戦が終わると、相馬太田神社・相馬小高神社・相馬中村神社(中村神社は途中で)が神社へとお帰りになり、相馬野馬追:本祭りが終わります。
 

 
 
相馬野馬追:本祭り
朝のご出陣から、お行列・甲冑競馬・神旗争奪戦を、初めて見る事が出来ました。
ものすごい迫力でした。
生で見れて本当によかったです。
いろんな人に伝えて、来年はその人を連れてきたいと思いました。
すごかった、相馬野馬追。
見るきっかけを作っていただいた栄町商店街さんに感謝です!
 
23日に三妙見神社・南相馬市で行われる「出陣・宵乗」
25日に南相馬市小高区で行われる「野馬懸」も今度は見てみたいです。
 
 
朝方に降っていた雨が上がり、昼過ぎから相馬野馬追らしいと言われる暑くて気持ちいい晴天が広がりました。

 
 
相馬野馬追:本祭り終了後、栄町商店街:しらゆりロードに祭場から戻ってきたら、
馬に乗り、野馬追の格好そのままで帰路につく武者の方々がいました。
当然の絵なのかもしれないですが、車も通る道路を悠々と闊歩する姿がありました。最後の最後まで新鮮な出来事。
 
 
 
 

相馬野馬追レポート:その6 TCK:大井競馬場遠征につづく

 

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上記レポートは2009年のものとなります
 
相馬野馬追は、下記日程で開催されます
 
・宵乗り 5月の最終土曜日(1日目)
・本祭り 5月の最終日曜日(2日目)
・野馬懸 5月の最終月曜日(3日目)
 
※2024年(令和6年度)以降の相馬野馬追開催日程が、5月最終土・日・月曜日の3日間に変更となりました。
日程などにつきましては、相馬野馬追執行委員会 公式ページにて御確認ください
・・・相馬野馬追執行委員会 公式ページ

 
 

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